2023年9月に開催されたコンサートの様子が、公益財団法人東京YMCAの機関紙「あゆみ」90号に掲載されました。
是非ご覧ください。
2023年9月に開催されたコンサートの様子が、公益財団法人東京YMCAの機関紙「あゆみ」90号に掲載されました。
是非ご覧ください。
2024年10月11日にHakuju Hallに第173回リクライニング・コンサートに出演いたします。
コンサートに向けてぶらあぼ(2024年10月号)にインタビュー記事が掲載されましたので是非ご覧ください。
2024年6月30日に演奏出演した「玉岡かおる文壇デビュー35周年記念祝賀会」の様子が神戸新聞に掲載されました。
2024年2月吉日
瀬﨑 明日香
春を告げる花々の便りが届きます。
厳寒の自然の中から萌え出た若芽の健気さにこちらも大きな力をもらいながら、
今年もまた新たに“この道より我を生かす道なし この道を歩く”の想いです。
東京の桜が満開の頃、パリ国立高等音楽院の恩師であるレジス・パスキエ先生との共演のコンサートを開きます。
京都鴨川沿いの桜が見事な3月末、毎年フランスから先生方をお迎えして開かれる「京都フランス音楽アカデミー」、私は中学生の頃から参加していました。
将来の留学先をパリに決めたのは先生との出会いがあったからこその事でした。一音聴いたらもうその音の虜になってしまうほどのパスキエ先生の深い音色は当時衝撃的なものでした。音楽一家に育たれた先生からは音楽、とりわけヴァイオリンに対する深い愛情がいつも感じられ、ヨーロッパの伝統を受け継ぎ、次世代へ伝承していかれる先生の姿を目の当たりにして溢れる感動で心動かされた日々が忘れられません。留学中、ブルゴーニュ音楽祭ではバッハのドッペルコンチェルトを先生と弾かせていただいたことなど私の演奏の大きな礎になっています。
プログラムは先生からヴィオラも弾いてくださるとのご提案で、モーツァルトのヴァイオリン&ヴィオラのデュオ、ヴァイオリン2本の組み合わせで、ルクレールのソナタ、ヴィニアフスキのエチュードカプリス、さらにヴァイオリンデュオといえばこの作品、ウクライナ出身のプロコフィエフのソナタを演奏させていただきます。フランコ=ベルギー派の教育として師弟一緒に弾きながら学ぶスタイルで多くの作品が書かれています。なかなかじっくりと弦楽器のデュオの世界を堪能する機会は少ないのではないでしょうか。皆様、是非お聴きいただけましたら幸せに思います。
2023年9月15日に開催された「瀬﨑明日香デビュー30周年バイオリンリサイタル」について、熊本日日新聞に記事が掲載されました。
公式HPの記事はこちらからご覧いただけます。
2023年9月末に発売される新CDがデビュー30周年記念リサイタルにて先行発売されます。
バッハ/ゴルトベルク変奏曲 BWV988(海野幹雄による弦楽三重奏版)
J. S. Bach : Goldberg Variations, BWV988 (transcribed for string trio by Mikio Unno)
ゴルトベルク・トリオ東京 GOLDBERG TRIO TOKYO
瀬﨑 明日香 (ヴァイオリン) 村松 龍 (ヴィオラ) 海野 幹雄 (チェロ)
Asuka Sezaki (violin) Ryo Muramatsu (viola) Mikio Unno (cello)
発売日:2023年9月22日
商品番号:VTS-021
レーベル:Virtus Classics
価格(税込):3,300円
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【販売サイト】
AMAZON:https://amzn.asia/d/gefKwme
タワーレコード:https://tower.jp/item/6162868
HMV:https://www.hmv.co.jp/product/detail/…
楽天:https://item.rakuten.co.jp/naxos/vts-21
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サラサーテ2023年10月号に記事が掲載されました。
是非ご覧ください。
「音楽の友」2023年9月号に
デビュー30周年リサイタルに向けてのインタビューが掲載されました。
是非ご覧ください。
雑誌「音楽の友」 音楽之友社公式 ホームページ
https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/ongakunotomo/
デビュー30周年記念リサイタル 東京公演(2023年9月18日)
2023年7月吉日
瀬﨑 明日香
藝大附属高校へ入学したばかりの5月、私には入学試験と共にその先にもう一つの難題が待ち受けていました。日本演奏連盟よりリサイタルの機会をいただいていたのです。最初は私の好きな曲を集めてのプログラミングでした。しかし、直前に師の故田中千香士先生は超絶技巧のニコロ・パガニーニ作「カプリース全24曲」に変更されました。初めてのリサイタルが最初から最後まで独奏であること、24曲全曲暗譜であることと課題は究極の極みへと上り詰めました。14歳の私には正直、背負いきれないほどの重荷であり、まさに崖っ縁に立った気持ちで過ごした日々でした。
3月には京都で開かれていた京都フランスアカデミー講師として来日されていたパリ国立高等音楽院のピエール・ドゥーカン先生、当時のN響コンサートマスターの堀正文先生のご指導も受け本番に備えました。
そうして迎えた当日、東京文化小ホールの銀盤の舞台裏には先生が控えてくださっていて、4曲弾き舞台袖に下がる度に次の4曲のポイントを指摘していただきながらようやく弾き終えることができました。終演後、いつになく清々しいお顔の先生は「一人で歩きたい気分、、、」と足早にホールを後にされました。後にわかったことは、カプリース全曲演奏は先生ご自身の夢であったということでした。
『体が柔らかいうちに超絶技巧に挑戦する、しかしそれが目的ではなく、その先にある音楽表現とは何かを学び取る』田中先生の教えは音楽の真理をついていました。
この体験は私の音楽活動の出発点であり、その教えは何にも代えがたい音楽人生の大切な指針となっています。
これまでに出会えた先生方、さらには私を支えてくださった方々、そして何よりいつも会場でお聴きいただいた方々の温かいお気持ちに心からのお礼を申し上げます。
音楽の道を邁進する人生に深い感謝の気持ちを抱きながら、さらなる高みを求めて歩んでいきたいと願っています。